溶接加工
自動車ボディプレス加工から組付け・検査まで
金属加工で欠かすことのできない溶接。
金型プレス加工・3Dレーザー加工だけでは、お客さまのご要望される製品を完成させることはできません。
部材と部材を繋ぎ合わせ・組み立てがどうしても必要になってきます。高い気密性をもつ溶接は、部品数を減らすこともでき、低コスト化にも繋がります。
技量に差もでる溶接加工
自動車部品製造によく使用される、重ね合わせた金属に圧力と電圧をかけることで接合させる圧接による溶接・スポット溶接は母材への影響が出にくく、材料に対する熱の影響も最小限に抑える事が可能です。
また、一見簡単そうに見られがちですが、自動車メーカーなどは正規の位置より±5㎜以内という高い精度を求められ、材料に対して90度に圧力を掛けなければいけません。
もちろん手作業による溶接も対応しており、業界内では作業者によって品質のばらつきもあるようですが、TKP9では高い技術を持つプロフェッショナルがおりますので、精度を確保しております。
求められる最高品質・最短速度、さらにコストに関する様々な要件を考え、最適な方法を用いて進めております。
スポット溶接
スポット溶接とは、金属の上下から電極で圧力をかけ電流を流し、電気抵抗により発生した熱で金属を溶かして溶接します。一回の溶接範囲が狭く、点(スポット)で接合する為、比較的熱による変形が少なく仕上がります。
- ポータブルガン
- 6台
- 最大加工深さ
- 700mm
- 定位置
- 3台
各種組付治具製作
アセンブリデータを元に、組立治具も構想・作成します。
組付け治具も同様に旋盤、フライス、3Dデータより断面を切出し自社で組付け精度測定も行います。
金属加工製品を仕上げるまでの現代における標準的な速度を保つと同時に図面通り・お客さまからのご指示の通りに仕上がっているのか?を常に考えていかなければいけません。
スピーディに対応したとしても、図面と異なる・基準値に達していないなど不安定な製品は、納入前に再度点検・スポット溶接がある場合には、剥離テスト等行いクリアしなければ、TKP9クオリティに達しているとはいえません。
試作品も多く製作してきたTKP9だからこそ、できあがった製品に問題がないか丁寧に、徹底チェックしていきます。